アスペクトは、2つの惑星の間の距離を黄道に沿って角度で表したものです。組み合わさる惑星の種類と角度(アスペクト)によって、ポジティブな面を表現したり、ネガティブな面を強調したりします。古くは「良い」アスペクトと「悪い」アスペクトがあると考えられてきましたが、最近では「調和的(ハーモニー)」、「スムーズに流れる(イージー)」とか、「不調和(ハード)」、「努力を要する(チャレンジング)」というような解釈があります。 メジャー・アスペクトは特に重要で、0度(コンジャンクション)、60度(セクスタイル)、90度(スクエア)、120度(トライン)、180度(オポジション)がこれにあたります。 0度では、天体同士が同じ方向に並んでいます。これは、並ぶ天体の個性によって、良い意味にも悪い意味にも変化します。惑星相互の意味を強化するとも考えられます。 60度と120度の関係は安定を表します。特に、天体と天体が120度(トライン)にあるときは、お互いの関係が大変安定しています。しかし、その反面、現状に甘んじている安易なアスペクトと解釈することもできます。そのため、いったん挫折するとなかなか立ち直れません。 90度と180度は天体と天体が牽制しあい、緊張と葛藤の困難な状態を表します。しかし、その人の努力次第で困難を克服すれば、道が開けてきます。 マイナー・アスペクトは、30度(セミセクスタイル)、45度(セミスクエア)、72度(クインタイル)、144度(バイクインタイル)、150度(クインカンクス)をさします。これは小さいアスペクトという意味で、弱いということではありません。