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占いの各分野でご活躍中の先生方に、それぞれの視点から占いの奥深さを教えていただくコラムです。 記念すべき第1回は西洋占星術研究家・関口シュン先生に2007年の星の動きとアドバイスを教えていただきます。 |
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西洋占星術の立場から眺めると2007年は、まず、「おおいなる理想や目標を開く」エネルギーをもつ木星という星が、「冒険と喜びに満ちた人生」をテーマとする射手座サインを運行していきます。この点に注目すると、この年は「運命の可能性を広げるためにチャレンジしていく人々を応援する」年になると予想できます。また、木星はそもそも射手座サインのルーラー(支配星)です。その木星が12年ぶりに本来のサインに回帰することになるので、木星の「理想、開放」エネルギーがより強く作用することになります。そのため、人々のチャレンジ精神が目立つ1年となりそうです。 一方で、「目標の実現化」エネルギーをもつ土星が、2007年の9月に「自分らしさ」がテーマの獅子座サインから、「お役立ち」がテーマの乙女座サインへ移行します。そこで、この木星と土星のコラボレーションから2007年を予想してみると、「理想や希望を胸に、人々の役に立つ自分を作り上げる」という年になるのではないでしょうか。ここでは、メンタルな部分に焦点を当て、2007年における12星座サインの「自分作り」について語ってみましょう。 |
ワクワクとした冒険心に満ちて前進していけるときなので、自分のインスピレーションを信じて計画を実行していきましょう。9月からは思い通りにならないことも出てきたり、不本意な役割を担ってしまうこともありますが、自分の知られざる能力を開発するつもりで、トライして自分を乗り越えていってください。 |
昨年にぎやかだった対人関係が変化し、今年は大切な人とのつながりを深めることが目標となってきます。密接な関係を作ると自分を見失うのでは? と躊躇するかもしれませんが、今年のレッスンは「信頼」ですので、まずは一歩相手の側に踏み込んでみてください。自分を犠牲にすることなく、相手と自分が満たされる共有の喜びを目指しましょう。 |
ここ数年、職場や家庭など自分を取り巻く環境に激しい変動を感じているかと思いますが、それは大きな意味で自分の拠り所を探すプロセスかもしれません。今年前半はまず、様々な分野や多彩な性格の人々の中で自分が生かされていることを知りましょう。そして後半9月からは、そうした仲間によって守られていることを知ることになるでしょう。 |
人へと向かう様々な思いがあなたの価値観を強くしてきたように、今年はさらにその献身性に拍車がかかりそうです。とはいえ、新たな思いを立ち上げる必要はありません。人へと向かうその気持ちをしっかりと説明して明確にすればよいだけです。もし言葉や表現に迷ったら、思い込みはやめてその都度聞いて確かめるようにしてください。 |
一昨年より自分磨きに懸命になってきた方は、その成果が出る年になります。これまでの苦労や悲しみも好転し輝き始めますので、難しいことを考えずにまずはやりたいことを始めてみましょう。大切なことは希望に灯を燈すことです。そして形にすることを焦らずとも、9月から徐々に型が決まってきますから、自信をもってください。 |
対人関係の変化から多くのことを学んで、心の中や現実生活の有り様を分析、整理を行なってきた昨年。今年はさらに周囲の親しい仲間や家族を伴って成長していくことになるでしょう。誕生日あたりからは、ひとりで勝手に将来設計を立てたくなりますが、人はひとりだけで成長するものではないことを肝に銘じておくことです。 |
自分の夢や考え、能力を膨らませてきた昨年。今年はそれらを外に向かって発信していくことになります。ときに力強く語り、ときに自分の意見を外から照らし、異なる考え方によって自分が磨かれていく喜びを作ることでしょう。そして9月からは、自分でも気がつかなかった苦手意識にも修正の手が加えられていくことになるでしょう。 |
今年は、「自信作り」がテーマです。そのためにはまず、自分と周囲を許すことから始めましょう。許すことで周囲からの視線や評価にたいして緊張、抵抗、意固地になることがなくなり、あなたは自分自身のニーズを思いのままに求めていける快適な環境を手に入れることができます。嫌いな自分とは決別して大好きな自分と仲良くしましょう。 |
昨年までは、いろいろな出来事によって人生のメンテナンスを余儀なくされてきましたが、今年は勇気とやる気が奮い立ってくる星回りとなるので、新しい自分作りを目指しましょう。9月からは新しく立ち上がったあなたに一定の評価が与えられ、ずっと探していた安定的な居場所を見つけていけるようになるでしょう。 |
メリット、デメリットでは判断できない人間関係や絆のつながりの重要さを味わってきた昨年。そうした思いに今年はさらに深さが加わります。心のフタを開けると見たくないものも見つかりますが、心の奥底の潜む本心や善意、信仰心にも気づけるようになるでしょう。そして9月からは、羽ばたくための準備が始まります。 |
昨年は良くも悪くも周囲からのオファーによって前面に引っ張り出されて忙しくしてきましたが、今年はただ忙しいだけでなく、有意義なネットワーク作りに奔走することになるでしょう。同じ理想を共有した仲間たちと協力体制を築く中で、自分だからこそ役に立てるスペシャルな能力を発揮してください。「共有」がテーマとなる1年です。 |
目からウロコが何枚も落ちる発見と、思いを発展させる星回りによって、目まぐるしい時期が続いています。今年からは、客観的に自分の感情のコントロールすることを身につけ、周囲を支えてあげる自分作りが始まります。感情と役割を区別して、水に流すものは流していきましょう。そして安定したパートナーシップを築いてください。 |
このように12星座サインの方々に向けて、今年の『自分の作り方』を述べてきましたが、日頃からの生活やお仕事、また恋愛・結婚などの愛情問題でちょっとしたヒントにしていただけたらと思います。 『占い』とは、予想される人生のシナリオを語るだけではありません。人々が願いをもって生きることをサポートするツールとして、役立つことも重要な役目です。ぜひ、皆さんの生活の中に『占い』を取り入れて、毎日をより良いものにしてください。 |