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みなさん、お元気ですか?
『占いワールド』スタッフの占部めい&卜部まいです。
今回は占星術研究家・芳垣宗久先生にお話をうかがいました。

行列のできる占い師だった少年時代のお話から、占星術の道に入ったきっかけ、タイミングを計るのに便利なイレクショナル占星術のことまで、盛りだくさんのエピソードをお届けします!

 

 
  中学生の時、手相の本をたまたま知り合いにもらったのがきっかけです。
自分の手相を見ていると、次第に人の手相も見たくなるんですよね。自分の手を見て、「当たってる!」と思っても、他の人の手も見ないと裏づけができないので、人の手相を見るようになりました。タロットは特に勉強しなくても、いきなり出来たんです。当時は霊感とかインスピレーションが働いていました。

 学校の休み時間に占いをやっていたのですが、同級生や先輩が列をつくっていました。あとは親が「うちの息子は占いができるから!」と言って自分の友達や知り合いを家に連れてきたので、それを見たりしていました。 

  占いそのものより、タロットや手相占いをする時のコミュニケーションがおもしろかったです。みんなが「当たってる!」といって喜んでくれるのがうれしかったですね。





 何かの本に「ト術以外に、誕生日を元にする占い(※1)が必要だ」と書いてあったんですよ。数霊学や四柱推命など中国の占いを勉強しようかなという時期もありましたが、やるなら占星術かなと思って勉強を始めました。
ただ、最初に読んだ専門書が訳のわからない内容で、「これを勉強する気になれないや」と思ってしまったんですよ。今読むと非常に重要な本なのですが、ホロスコープの読み方が書いてあったわけではないので、初心者としてはつまらなかったんですね。  

 それで、「占星術はもういいや」と思ったんですが、新刊本はチェックしていました。そしてある時、松村潔先生のハーモニクス(※2)の本を書店で手に取りました。めくってみると「なんだ、このマニアックな本は!」って思ってしまって。「こんなのを読んだらヘンな人になってしまう!」と思って、本を閉じたんです。その瞬間が、「占星術を止めよう」と決めた瞬間ですね。
ところが、その夜、松村先生が夢に出てきたんです。最初は地震が起こってビルが倒壊して、土煙がもうもうと上がっている中から松村先生が現れました。すると、先生が本をにゅっと差し出したんですよ。僕が「松村先生ですよね?」って聞いたら「そうです」って答えたので、「この本、いただけるんですか?」って尋ねたら、松村先生が「占星術はまだ使えるんですよ」という一言を残して消えてしまいました。

 当時、夢占いの本も読んでいて、毎日見た夢をノートにつけたりしていました。そこで、「あの夢の意味を解明するには、あの本を買うしかない!」と思って、早速次の日、例の本を買いに行きました。そして、読んだらハマってしまいました(笑)。あの夢がなかったら、占星術はもう止めていたと思いますね。




  最初、占いそのものを仕事にはしていませんでした。針治療の仕事を8年くらいやっていて、それと並行して副業で占いをやっていました。ところが、2000年頃から雑誌の原稿など占い関係の仕事が増えてきて、どちらも中途半端になるのが嫌になったんです。針治療の仕事は本当に忙しかったので、どちらかを辞めるしかないと思いつつ、「きっと占いは辞められないな」という気もしていました。すると、針の師匠が「おまえは占いをやったほうがいいよ」って背中を押してくれたんです。今でも感謝しています。






 イレクションとは「選ぶ」という意味で、行動を起こすタイミングを占う技術です。あるタイミングで始めたものはうまくいくけれど、あるタイミングではダメだという発想が関係しています。占星術にはネイタル・チャート(※3)を見て、「いい時に生まれた人は、いい人生になる」という発想が根本にあり、それが反映されています。イレクショナル占星術では、ネイタル・チャートとトランジット(※4)、プログレッション(※5)も見ます。三重円を満遍なく見るほうが詳しい判断ができますね。





 物事を起こすのに良いタイミングを計ることは、プロで占い師をやっていると当然需要があります。いろいろなタイミングを計れるので、良い結果を残したかったらイレクションの技術は必要ですね。個人でも一週間でいつが良いのか、月のサイン(※6)やアスペクト(※7)だけでも良いタイミングを計ることができます。

  ベストなタイミングが来る時って、実はなかなかないんですよ。良さそうな時間があっても、相談者の方のネイタル・チャートと重ねるとイマイチだったりするので、難しいですね。例えば、3つ良さそうなタイミングがあったとすれば、消去法で一番良いものを選ぶようにします。





 多い相談は開業や結婚ですね。結婚は、みなさん結婚式より入籍のタイミングを気にするので、書類を役所に出すタイミングを計ります。ただ、その時間ピッタリに婚姻届を受理してもらえるとは限らないので、この日の午前中とか、ある程度範囲を決めて時間を選びます。





 成功例では、アロマテラピーのお店があります。一般的にアロマテラピーは女性相手なので金星をうまく使うようにしますが、そのお店は男性も取り込みたいというので、太陽と火星をいい状態に置きました。そうすると、通常アロマのショップって男性の方が入りにくいようなんですが、そのお店では男性のお客さんもけっこう来店しているという報告をいただきました。
鑑定の際は、まずそのお店が何を求めているかなど、お客様の意向を聞きます。イレクショナルがうまくいく、いかないというのも大切ですが、お客様がどのような結果を望んでいるのかを叶えるのも、占い師の腕の見せどころですね。

  あと、成功例というか、おもしろい例で、「夫の実家に入居する日」という引越しのイレクションをやったことがあるんですよ。そこで、通常引越しのタイミングを見る時は4ハウスや7ハウス(※8)をいい状態に置くようにするのですが、その時は、お姑さんと仲良くしなければいけないので、そういうイレクション・チャートにしました。






 ケース・バイ・ケースですね。月に金星がアスペクトした時に美容室へ行くとか、日常的に使っていますよ。すごく重要なことだとタイミングを選びますが、仕事だと選んでる暇はないですね。仕事のオファーが来た時のチャートは見ますが、例えスクエア(※9)だったとしても引き受けます。実際に大変なんですが、その分成果が出るんです。大変そうだということが前もってわかっているなら、やってみた方がいいですね。どんな星回りの時にどんな事が起こるのか、自分で実験してみるのが勉強のためにもいいと思います。

  あと、通販で買い物をする時は、ホラリー・チャート(※10)を良く見ます。イレクションとホラリーは技術や理論が一緒なんですよ。とんでもないタイミングで買ってしまった商品は、実際に液漏れしていたりとか(笑)。あまりにも当たっているのがおかしくて、それは半分遊びのような感覚ですね。






 水星逆行とボイド(※11)の時は情報が乱れやすいので、その時間に来た仕事の依頼などは確認し直したほうがいいです。あとは、仕事の提案をするためにメールを送るタイミングも、水星の逆行やボイド時間は避けて、相手に受け入れられやすい時間を選んだほうがいいですね。人間は機嫌の善し悪しがあるので、同じ依頼のメールを送っても対応がまったく違いますから。

  ただ、水星逆行やボイドを避けるという考え方がある一方で、案外ポジティブな方向にも使えるんですよ。利益を求めるとダメなんですが、利益を求めないことに関しては逆に良く働くケースがあります。12、3世紀くらいの占星術の教科書を読んでも、「ボイド時間は入浴に良い」と書いてあります。リラックスできて、余計なことを考えないからでしょう。あと、謎なんですが、「脱毛のクリームを塗るのはいい」と書いている占星術家もいます。毛を「減らす」から良いという意味なんでしょうね。ボイドは月がアスペクトしない状態なので、「結果を残さない」という意味に取ると、そういった解釈もできます。




 日常的なことなら、月だけでもタイミングを計れます。例えば、パーマをかけるなら水瓶座、掃除をするなら牡牛座や乙女座に月がある時とか。そんな単純なところからでも実践できますよ。
ただ、占い全般に言えることですが、不安心理が強い人は、いつでも、何をやるのも怖いんですよ。「あれがダメ、これがダメ」ってやっていると、結局何もできないですね。先延ばしのクセがある人は、イレクションを理由に先延ばしします。いい時が来てもやらなかったりとか。これは占いというか、その人の性格ですよね。

 人は無意識のうちにイレクションをやっていると思います。「お店をオープンするのに、この日はどうですか?」と聞かれてイレクション・チャートを見てみたら、良い時間だったとか。それは、その人が直感的に選んでいるのですが、運がいい人は自然と良いタイミングを選んでいますね。日本人が昔から「ツイてる」「ツキがある」という時の「ツキ」は、「月」なんですよね。月のリズムをうまく使いこなしている人は、幸運だと思います。 石川源晃先生が「クセがつく」という言い方をしています。よく「間が悪い」といいますが、誤ったタイミングを繰り返すと、それが染み付いてしまうんです。いつも最悪なタイミングで事を起こす人は、イレクションで練習することで、良いタイミングをつかむ癖をつけることができますよ。




芳垣先生の2011年1月期の新規講座は、

1dayセミナー
『 相性占星術の実践的な読み方
 〜 シンプルでも鋭い!本質に迫る
 テクニックを公開〜
 』

2/6(日)12:00〜16:00




開講予定です。

 

 

 

 

 

※1 誕生日を元にする占い
西洋占星術のように、生年月日日時を用いて、個人の性格や一生の運命および他人との相性を占う占術を命術(めいじゅつ)という。一方、タロット占など、偶然に表れた象徴を用いて、事柄や事態の成り行きを占う占術をト術(ぼくじゅつ)といいます。

※2 ハーモニクス
占星術のチャート判断技法のひとつで、ホロスコープの内側にある当人の原型を調べるのに分割調波を用いる方法。

※3 ネイタル・チャート
「出生図」ともいう。個人が出生した瞬間の、その場所でのホロスコープのこと。

※4 トランジット
「経過」という意味で、単純にその日時の天体配置を表す。また、個人の生まれた瞬間の天体配置(ホロスコープ)に対して、現在の天体がどのような影響を及ぼすのかを判断する場合に使われる。

※5 プログレッション
「進行」とも呼ぶ。内的な変化を予想するとされる。

※6 サイン
黄道を30度ずつ分割した十二星座シンボルのこと。通常、星座といわれているもの。

※7 アスペクト
360度のホロスコープ上に散らばる天体と天体とが、一定の角度を取る事によって特別な働きをすること。

※8 ハウス
地球の天球を12に区画したもの。個人の活動の分野を表す。ちなみに4ハウスは家庭、7ハウスはパートナーシップなどを表す。

※9 スクエア 
困難をあらわすといわれるアスペクト。最近では困難という捉え方よりも、むしろ困難に挑戦していくことによって自己を高めていけるアスペクトとして、否定的には使われなくなってきている。

※10 ホラリー
ホロスコープを用いた占術で、ト術の一つ。ホラリーとは「その時間において」という意味。相談者が占い師の元に訪れ、相談した瞬間のチャートを使って判断していく。

※11 ボイド
西洋占星術上の惑星がアスペクトを最後に作ってから、その後どの惑星ともアスペクトを作らず、次の星座に入るまでの時間のこと。
より詳しい解説は用語集をご覧ください。




 


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