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きっかけは、7、8年前に始めたスピリチュアルを紹介するホームページです。もともとスピリチュアルの分野の友人が多く、セミナーなどに出て楽しんでいました。当時、私はITベンチャーの先駆けとして会社を運営していましたが、コンピューターと向き合う日々を過ごすうちに、いつしかスピリチュアルの世界にひっぱられていったんです。 最初は今のようなイベントを興すことは考えていませんでしたが、友人たちの様子を見ていて、スピリチュアル関係の人たちが力を発揮して、仕事できる場がないことを感じていました。そこで、彼らが腕を磨くチャンスをつくりたいと思い始めたのです。 人が集まり、うまく宣伝できる場所を作ることが自分の役割だと考えました。そして、みんなが集まってスピリチュアルの世界を体験できる、お祭りのようにワクワクドキドキする場所を作りたかった。それが「すぴこん」の始まりです。 |
自分自身はヒーラーではないし、スピリチュアル的な力はありませんが、その分みんなを盛り立てることができると思っています。1回の「すぴこん」で最低3ヶ所はブースを回ってヒーリングなどを体験します。自分がヒーラーになってしまうと、観てもらう楽しみがなくなってしまうしね(笑)。 |
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「すぴこん」を専業にして2年ほどになります。現在は全国合わせて20人ほどのスタッフが各都市に常駐し、年間約60ヶ所で開催しています。専任スタッフもいれば、ボランティアで活躍しているスタッフもたくさんいます。 |
スピリチュアル・ブームの先駆けとして、波をうまく作れたという気持ちはあります。10年くらい前に「精神世界がビジネスになる!」と直感したことが当たりました。スピリチュアルな分野の間口を拡げて、一般に浸透することを目的としてきたので、普通の感覚で広く受け入れられるようになったのはうれしいです。今でこそ「すぴこん」は広く知られるようになりましたが、最初はいろんな勘違いや誤解をされたものです。「スポコン」とか、「すっぴんコンテスト」とかね(笑)。 |
実践経験を積めるということでしょう。たとえば、全国約60ヶ所すべての会場に出展して「すぴこん行脚」している方がいます。各会場で2〜3人のお客さんの相手をしたとしても、トータルだとすごい人数になります。この仕事は絶えず勉強が必要ですが、勉強と実践経験とのバランスが悪いと力は伸びません。腕を磨く場所として「すぴこん」に参加し、実践を重ねている人はどんどんレベルが上がります。全国をまわっている人は、各地の人々と関わるので、地域の特色を体感することもできますしね。 ブースを出展するとなると、テーブルに小物をどう配置するか、看板はどんなものがいいか…など、すべて自分で考える必要があるので、総合力が身に付きます。「すぴこん」には同業他者が多いので、自分のカラーをしっかり出さないと差別化できません。他を見て勉強することは個性を打ち出すトレーニングになるし、同業者の良いところを吸収することもできるのです。 また、「すぴこん」のお客様はもともとスピリチュアルなことに関心があるので、初心者がデビューするには良い環境です。辻占いだと興味がない人を相手にアピールしないといけないけれど、「すぴこん」には「もしかしたら目に見えない世界があるかもしれない」と思っているお客さんがたくさん集まるので、集客のハードルが低くて有利です。 |
「すぴこん」で成功するのは、「光っている人」、オーラのようなものがある人です。今日も100個のブースがありますが、お客さんがたくさん来る人は、それだけ多くの人に選ばれているということです。 また、成功する人は自分の専門以外のカウンセリングを熱心に受けています。自分の世界に閉じこもるだけではなく、他者からのアドバイスを受け入れることができるんですね。様々な意見や方法を柔軟に取り入れる人はスピリチュアル的な成長が出来るので、人間性も磨かれるのではないでしょうか。 |
私はベンチャー企業出身なので、イベントやシステムづくりは得意分野です。今後も「すぴこん」の展開規模は自然と大きくなっていくでしょうが、スピリチュアルをどのように世間に浸透させていくかが課題です。スピリチュアルな世界に興味がある人だけでなく、普通の人でも気軽に参加できて楽しめるような場にしたいです。 また、今の「すぴこん」では参加基準を設けていませんが、これからはより質の高いものが必要なので、参加のハードルを高くしていく必要があります。例えば、スピリチュアル能力のレベルによって出展料金を変え、出展者がその中から自分に合ったものを選んでもらうということも考えています。 人は人と触れ合って磨かれます。出展者は横並び主義ではなく、「自分がやってやるんだ!」という、パワーを持って出展してほしいと思います。 |
小泉義仁さんの主な活動 @ 体験できるスピリチュアルイベント すぴこん http://spicon.org/ Aスピリチュアルな情報が流れてくる
B映像で体験するスピリチュアル |