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九星気学は、気学・九星術・九星占い・方位学などとも呼ばれています。源流をたどると、古代中国の思想に端を発し、それが日本で独自に体系化された占術と言えます。 この九星気学は、人間を含めた森羅万象を「一白水星、二黒土星、三碧木星、四緑木星、五黄土星、六白金星、七赤金星、八白土星、九紫火星」の九つの星(九星)に当てはめ、この星の動きからさまざまな吉凶を判断していきます。個人の運命を判断する場合には、他の占いと違い、出生時刻が不明であったとしても、生年月日さえ分かっていれば簡単に占うことが可能です。 さらに他の占いと大きく違うところは、方位判断をすることが可能な点です。自分の運勢を知るだけではなく、各方位に漂うエネルギーの状態を判断して吉方位を選び、そちらの方位に自分が移動したり、その方位の水を飲んだり、家相を変えたりすることにより、積極的に運勢を改善していくことができるのです。自分の運勢を知った上で、宇宙にみなぎるエネルギーの力を借りて、積極的に自らの手で開運していくことが出来るため、別名「動の運命学」とも言われています。また、社会や国家間の諸問題や天災なども予測することが可能です。 このように大変応用範囲が広く、解決策がはっきりしていて、且つ九つの星のみで判断できるため、便利で分かりやすく初心者でも習得しやすいことから、多くの人に九星気学は学ばれています。
九星気学は、中国古代の河図・洛書を起源にしています。河図は、伝説では黄河から出現した龍馬の背中に描かれていた模様のことで、1から10までの数が北・南・東・西・中央に配置されている図です。一方、洛書は、夏王朝の禹王(うおう)が、黄河などの大河の治水工事をしていた時に出現した亀の甲に描かれていた模様のことで、1から9までの数が九箇所に配置されている図です。いずれも中国の神話時代のものですが、この河図・洛書から易を初めとした数多くの占いが出来上がったとされています。特に、洛書は九星のルーツとされており、九星気学自体の歴史は浅いといえますが、その源をたどると古代中国の時代にまで遡るのです。 時代は下り、中国の歴史の中で紀元前から脈々と生き続けてきた九星学は、推古天皇の602年に百済の僧「観勒(かんろく)」により、朝鮮を経て日本に伝えられました。『日本書紀』には、「百済の僧、観勒(かんろく)来けり。よりて暦の本及び天文地理の書、あわせて遁甲方術の書をたてまつる。是の時に書生三十四人を選びて、観勒に学び習はしむ」という記載が残っており、観勒(かんろく)が日本への貢物として『暦本』『天文地理書』『遁甲方術』などの書籍を朝廷に献上したことが窺い知ることができます。この中の『遁甲方術』は九星学のことです。この『遁甲方術』は、戦略の道具として秘かに伝えられていくことになりました。 平安時代においては、源氏物語に『かたたがえ』(方位転居の事)と言う言葉が記され、奈良の法隆寺の学問所において、一子相伝、土御門家(陰陽師)かげろう日記の中に、「土用だから土をいじってはいけない。」などの文章が記されており、一部の人達に、この『遁甲方術』が受け継がれていたことが窺えます。特にわが国で『遁甲方術』が盛んに用いられたのは戦国時代で、多くの武将たちはこの知識を大いに活用していたと言われています。 民間の人々に、この九星学が伝えられるようになったのは江戸時代のことです。史実をみると、庶民生活の中に「方位取り」や「方違え(かたたがえ)」などの言葉が出てくるようになり、中国には無い日本独自の工夫がなされるようになっていきました。 江戸時代の末期には、神谷古暦(かみやこれき)が『家相方位』を著し、松浦東鶏(まつうらとうけい)が『十干・十二支方鑑』『家相易断書(畳の数で吉凶を占う)』を著しました。その後、松浦東鶏の甥にあたる松浦琴鶴(まつうらきんかく)が『九星方鑑学』として著し、これが後に様々に研究されていくこととなります。この『九星方鑑学』は、それ以前の九星学と中国から輸入された『協紀弁方書』『陰陽五陽奇書』などの方術書をヒントに創始したとされています。また、明治時代には尾島顕聞(おじまこもん)が『方鑑大成』を著しました。 そして大正13年頃に、大正館気学会の園田真次郎(荻野地角)が、それまで日本で流行っていた『九星方鑑学』の考え方を基に、自らの創意工夫を加え、九星術を「気学」として分かりやすく集大成しました。これにより今日の九星気学の基礎は確立され、それ以降、この「気学」が一般大衆に浸透していくこととなります。 このように九星気学は、中国から伝わった基本原理を日本で創意工夫し、完成・熟成させた占術と言えます。日本で広まった九星気学には、現在では多数の流派が存在し、また海外にも「Nine Star Ki(気)」として広まり、国に逆輸入されたりもしています。
九星暦
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各年・月・日・時それぞれに九星を当てはめた暦のことです。一年の中には、冬至から夏至までの「陽遁」と、夏至から冬至までの「陰遁」の期間とがあり、年・月をあらわす九星は常に一定に変化していきますが、日・時をあらわす九星は「陰・陽遁」で巡り方が反対になります。
干支暦
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十干と十二支を組み合わせた六十干支で表記された暦です。各年・月・日・時それぞれに干支が当てはめられています。干支暦では、一年の始まりは二月の立春からとなります。また時間は二時間で一刻と考えるため、二時間ごとに六十干支が替わっていきます。
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