ルーン占いは、25文字のルーンを、石や木片に刻んだルーンストーンを用いて占いをします。そのルーン片を袋などに入れてそれを任意に袋からとりだし、並べて意味を読み取っていきます。ただし石を使う場合、ルーンの正逆を判断しづらいため、石を使わず、ルーン文字をカードに書いたルーンカードを使う方法も一般的です。 占いに先立ってルーンをレイアウトすることを、ルーンキャストといいます。タロットでいうスプレッドと同じ意味です。25個しかないので、沢山のルーンを並べて使うようなことはなく、1〜数個で占うという、とてもシンプルなものです。 伝統的に、ルーンは白い無地の布の上に展開します。その布はルーンをニュートラルな背景の上に置いて、余計な雑念を抱かないようにするためです。また、カードを清潔に保つためでもあります。 占う際は、質問をできるだけ単純な形にすること、そして、真摯な姿勢で臨むことが重要です。また、ルーンの解釈をその通りに受け止めるだけでなく、シンボルからイメージを増幅させてインスピレーションを得ることが肝心です。解釈に迷ったら、静かに目を閉じ、ルーンの文字と意味を心に浮かべながら、連想を膨らませていきましょう。 ルーンキャストの方法(ルーン・カードを使う場合) @テーブルや床に無地の布を広げ、その上にカードを並べます。 このとき、ルーンの守り神(オーディンもしくはフレイヤ)に祈りを捧げ、ルーンが正しい答えを告げてくれるようお願いする占い師もいます。この手続きをやるか省略するかは、個人の判断により、必ず祈りを捧げなければならないということではありません。また、自分で新たにつくっても結構です。 Aすべてのカードを裏返し、どれがどのカードかわからなくなるまでかきまぜます。この作業をシャッフルといいます。 B1枚ずつカードを選び、裏向きのまま並べます。 Cカードを表に返し、解釈します。カードを表に返すときは、正逆が入れ替わらないように、必ず本のページをめくる要領で表替えしてください。