1、 方位は八分割(45度ずつ)で考え、なるべく各方位の中心近くを使用するようにしましょう。方位と方位の境界付近は、象意が混ざってしまう恐れがあるので、使用は避けたほうが無難です。
2、 出発するときは、なるべく明確な目的意識を持って出かけましょう。奇門遁甲はもともと兵法だったため、遊び半分で行くよりも、真剣に移動したほうが効果は高いはずです。
3、 使用する盤に合わせて、移動距離や移動時間を変更させましょう。時盤の場合なら、最低15分以上は歩き、日盤の場合なら、最低50km以上の移動距離が必要です。
4、 目的地に到着したら、なるべくその目的地に長く滞在しましょう。そうすることで、方位移動の効果が定着するはずです。日盤を使用した移動の場合でしたら、最低3時間以上はそこに滞在してください。ですから日盤を使用する場合は、一日掛かりや一泊旅行になってしまいます。
5、 帰路も、なるべく吉方位になるよう心掛けましょう。せっかく行きで吉方位に移動したのに、意味がなくなってしまいます。どうしてもその日のうちに帰らなければならない場合には、一度別の吉方位に寄って、違う方角から帰ってくるという方法もあります。
6、 効果は、使用した盤によって違います。時盤の場合、移動したその日のうちに効果が発生しますので、試験やお見合い当日などに使用すると良いでしょう。逆に日盤の場合は移動してから1〜2週間ぐらいで効果が出始めます。ただし効果の出るのが遅い分、長期間その効果が続いてくれます。ですので、自分の目的に合わせて盤を使用することが大切になってきます。
参考文献 『活盤奇門遁甲精義』 高根黒門 著 東洋書院 『奇門遁甲原理口訣』 青竜隠士 著 悠久書閣 『目的達成法としての奇門遁甲入門』 武田考玄 著 秀央社