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紫微斗数は、四柱推命と双璧をなす中国の代表的な命術で、生年月日時を基に個人の性格から一生の運命までを読み取る中国版占星術です。紫微(しび)とは北極星の別名で、この紫微星を中心に他の多くの星々を使い、個人の運命(数)をはかる(斗る)ことから紫微斗数と呼ばれています。西洋占星術では実際の太陽系の惑星を用いますが、紫微斗数では実在の天体ではなく、紫微星や巨門星などの『虚星(きょせい)』と言われる架空の星を使用します。・・・・・・
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紫微斗数は、今から約1000年前、唐の終わりから宗の時代にかけて実在した「陳希夷(ちんきい)」という仙人によって創始されました。彼が満点の夜空を見ているとき、その構成が閃いたと言われています。この陳希夷は道教の道士であり、「神相全編」という人相・手相の秘伝書を著し、「陳希夷導引術」という現在の気功法のルーツを広めた程の人物です。また、118歳まで生きたと言われ、時の皇帝の尊敬を受けるほどの人物だったそうです。・・・・・
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紫微斗数は、その人が生まれた瞬間の太陰太陽暦(旧暦)から、各星がどの宮に在るのかを『命盤(めいばん)』という図に配置して判断します。紫微斗数にも、西洋占星術のホロスコープの十二室によく似た『十二宮』というものが存在し、それぞれの宮が特定の意味を持っています。この部屋に紫微斗数独自の紫微星や巨門星などの架空の星(虚星)を配置して、部屋の意味と星の意味を重ねて判断していきます。・・・・・・
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太陰太陽暦
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紫微斗数では、今現在我々が使っているグレゴリオ暦(新暦)ではなく、太陰太陽暦(旧暦)を使用して命盤を作成します。この暦は地球が太陽の周りをまわる周期(太陽暦)と、月の満ち欠けの周期(太陰暦)から作成されます。太陽暦と太陰暦では1年で11日ほど差が発生してしまい、このズレが3年で約1か月となるため、太陰太陽暦では、約3年に1回、余分な1か月である閏月を挿入してズレを解消しています。
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