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紫微斗数は、四柱推命と双璧をなす中国の代表的な命術で、生年月日時を基に個人の性格から一生の運命までを読み取る中国版占星術です。紫微(しび)とは北極星の別名で、この紫微星を中心に他の多くの星々を使い、個人の運命(数)をはかる(斗る)ことから紫微斗数と呼ばれています。
西洋占星術では実際の太陽系の惑星を用いますが、紫微斗数では実在の天体ではなく、紫微星や巨門星などの『虚星(きょせい)』と言われる架空の星を使用します。そして、人生上のあらゆる出来事を12のカテゴリー(十二宮)に分類し、この十二宮に星を配布し、宮の意味と星の意味を重ねて、目的別に詳細な判断をしていきます。12の項目がはっきり分かれているので、その宮に配置された星の意味を順序よく読み取るだけで細かい象意が分かってきます。そのため、他の占術のように難しい理論を必要とせずに、私たちが遭遇する様々な出来事を読み取ることが可能になります。
また、同じ盤を使用して、一生の運気のリズムや、その年ごとの運勢、相性など代表的な質問にも答えることが可能です。
このように、仕組みの分かりやすさと的中率の高さを兼ね備えているため、日本ではまだ知名度は低いですが、台湾や香港では現在最もポピュラーな占いとして一般に広く普及しています。自分のことや自分に起こる出来事をイメージ豊かに知りたいという人々に、紫微斗数はきめ細かく答えてくれます。
紫微斗数は、今から約1000年前、唐の終わりから宗の時代にかけて実在した「陳希夷(ちんきい)」という仙人によって創始されました。彼が満点の夜空を見ているとき、その構成が閃いたと言われています。この陳希夷は道教の道士であり、「神相全編」という人相・手相の秘伝書を著し、「陳希夷導引術」という現在の気功法のルーツを広めた程の人物です。また、118歳まで生きたと言われ、時の皇帝の尊敬を受けるほどの人物だったそうです。紫微斗数は、人材登用のために国家に用いられた四柱推命と違い、民間から起こってきた占いであったため、それだけに普通の人を見るのには大変適していたと言われます。
紫微斗数の文献として一番古い書物は、明代(16世紀)に、陳希夷の18代目の子孫と称する羅洪先という人物が著した「紫微斗数全書」で、これを原典として今に伝えられています。
日本において本格的に紫微斗数が紹介されたのは、昭和33年に出版された阿部泰山氏の「天文紫微運命学」からです。ただし、紫微斗数に関する書籍はその後も出版されはしましたが、他の占術に比べ、専門的な印象が強く持たれていたため、最近になるまで知名度はあまり高くありませんでした。ただ台湾や香港では非常に有名な占術で、現在では紫微斗数も、多くの流派に分化しています。
太陰太陽暦
紫微斗数では、今現在我々が使っているグレゴリオ暦(新暦)ではなく、太陰太陽暦(旧暦)を使用して命盤を作成します。この暦は地球が太陽の周りをまわる周期(太陽暦)と、月の満ち欠けの周期(太陰暦)から作成されます。太陽暦と太陰暦では1年で11日ほど差が発生してしまい、このズレが3年で約1か月となるため、太陰太陽暦では、約3年に1回、余分な1か月である閏月を挿入してズレを解消しています。
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