★易という文字の由来については、いくつかの説があります。いずれも、それぞれの角度から易の本質を捉えた、正当性をもった説明ではあります。 @『日月説』 易は陰陽であり、人間は『太陽=陽』と『月=太陰』の光の影響を受け、それを頼りに処世してゆくという意味から、「日」「月」を上下にした合字であるという説。 A『蜥易説(せきえきせつ)』 とかげが1日12回色を変えるところから、生成変化の理を説く易の本質と合致するため、「とかげ」の象形文字・『蜥蜴』から取ったという説。 B『禁止命令説』 古代の生活において農耕や狩猟その他の行事について、日々の吉凶を占い、禁止命令を出したため、「日」と「勿れ(なかれ)」の合字から出来上がったという説。