3、リーディング 全ページの方法から導き出した六十四卦と爻から、易の詳しい判断をしていきます。 @ まずは、出た六十四卦の意味を、占的に当てはめ、結果の全体像を判断していきます。 八卦や六十四卦については後ほど詳しく説明していますので、そちらをお読みください。 A 次に、最初に出した六十四卦を、各法則に従って変爻(爻の形を変える)していきます。 これにより、様々な角度から更に詳しい判断をしていくことが可能になります。 以下に3つの方法を紹介致します。
A、互卦(ごか)
最初に出た六十四卦(別名・・・大成卦)の、二・三・四爻と三・四・五爻を使って、 更に新たな六十四卦を作ります。それが『互卦』です。 『互卦』は、最初に出した六十四卦(大成卦)では説明し尽くせなかった事柄や、 自分と相手の間に隠れている問題などを表します。
B、之卦(しか)
最初に出した大成卦のうち、2-Bで得た爻の陰陽を変えて新たな大成卦を作ります。 それが『之卦(変卦)』です。 『之卦』は、その後に展開される成り行きを表します。
C、綜卦(そうか)
最初に出した大成卦を、180°ひっくり返します。 それが『綜卦』です。 『綜卦』は、相手側から見たときの状況が分かります。 たとえば、「この恋愛はどうなるか?」と占った場合、 最初の大成卦で、その恋愛の全体的な結果を知ることができ、 この『綜卦』で、相手の気持ちを知ることができます。
簡単な占断例 Q ある10歳年上の男性を好きになったが、この人との恋愛はどうなるでしょう?
A 本卦/地風升 いろいろな人に協力してもらって、この恋愛はうまくいくはずです。 ただ相手は受身なタイプなので、成就するまでには時間が掛かるはずです。 自分をアピールしていく熱意と努力が大切になってきます。 互卦/雷沢帰妹 彼との年の差がネックになっています。 また、相手はあなたの気持ちにまだ気付いていないかもしれません。 之卦/水風井 心配事が出てきますが、毎日の継続的な努力が大切になっていきます。 綜卦/沢地萃 相手はあなたを、ワイワイ楽しく付き合える人だと思っています。
以上が、基礎的な周易の占断法になります。 次ページからの『陰陽』『八卦』や『六十四卦』の説明を参考にして、読みを深めていってください。